セミナー詳細

  • 2026.08.05

  • 11:00 - 12:00

[A-5]

ポストバイティックスの背景と予防医学的意味

腸内環境研究の進展に伴い、従来のプロバイオティクスやプレバイオティクスに加え、「微生物そのもの」ではなく、その代謝産物や構成成分に着目したポストバイオティクスの概念が広がりつつあります。機能性の明確さや安定性といった観点から、次世代のヘルスフード素材としての期待が高まっています。
本セッションでは、まずポストバイオティクスの定義や研究動向について整理し、その本質的な価値と意義を明らかにします。続いて、企業における最新の取り組みを通じて、製品開発や市場展開における実践例と今後の可能性について共有します。

学術と産業の両視点から、「ポストバイオティクス」が今後の健康食品・機能性食品分野にどのような変化をもたらすのかを展望し、今後の開発および事業戦略に資する示唆を提供します。

講義1:ポストバイオティクス:古くて新しい微生物の利用法
遠藤 明仁 氏(東京農業大学 応用生物科学部 食品安全健康学科 教授、グローバル連携センター 副センター長)

講義2:毎日を前向きに、すこやかに。— 森永乳業のポストバイオティクス最前線
井上 祐美 氏(森永乳業株式会社 機能素材事業部 マーケティンググループ)

空席あり

受講料(事前):0円

受講料(当日):0円

スピーカー詳細

遠藤 明仁 氏

東京農業大学 応用生物科学部 食品安全健康学科 教授、グローバル連携センター 副センター長

2000年東京農業大学農学部農芸化学科卒業。2005 年東京農業大学大学院農学研究科醸造学専攻 博士後期課程修了。博士(醸造学)。その後、2008年1月から2010年10月までステレンボッシュ大学(南アフリカ共和国)微生物学科博士研究員、2010年10月から2013年9月までトゥルク大学(フィンランド共和国)機能性食品フォーラム上級研究員。2013年9月から東京農業大学生物産業学部食品香粧学科准教授、同教授を経て、2022年4月から現職。2025年5月から東京農業大学グローバル連携センターの副センター長を兼任。 その間、2019年に日本栄養食糧学会の技術賞、2020年に日本農芸化学会北海道支部会の奨励賞を受賞。 学外活動として、日本乳酸菌学会の理事を4年間務めていたほか、2011年から国際乳酸菌・ビフィズス菌命名小委員会委員を、2015年からはFEMS Microbiology Lettersの Handling editorを現在も務めている。

井上 祐美 氏

森永乳業(株) 機能素材事業部 マーケティンググループ

2004年森永乳業株式会社入社。研究所にてビフィズス菌を中心としたプロバイオティクスに関する研究に従事。その後食品素材分野におけるマーケティング業務に領域を広げ、機能性素材の事業推進、商品開発、顧客対応などに携わる。 現在は機能素材事業部マーケティンググループ長として、国内外における機能性素材ビジネスの拡大および戦略立案を担う。

矢澤 一良 氏

早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門 部門長

1972年京都大学工学部卒業。(株)ヤクルト本社・中央研究所入社、微生物生体研究室勤務。 その後、(財)相模中央化学研究所に入所、東京大学より農学博士号を授与される。 2000 年湘南予防医科学研究所設立、2002 年4 月東京水産大学大学院(現東京海洋大学大学院)水産学研究科ヘルスフード科学寄附講座 客員教授 、2012年東京海洋大学「食の安全と機能(ヘルスフード科学)に関する研究」プロジェクト特任教授を経て、2014 年4 月より早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 研究院教授。2019 年4 月より現職。予防医学、ヘルスフード科学、脂質栄養学、海洋微生物学、食品薬理学を専門とする。